カテゴリー
オンライン英会話コラム

オーストラリアの住居・住宅の特徴を知ろう!

日本の約20倍の面積をもつオーストラリアは、住居も日本に比べて大きいのは、想像するのはたやすいでしょう。

オーストラリアで留学やワークホリデーをすると、ホームステイやシェアハウスで生活することになるでしょう。

この記事は日本の家にはないがオーストラリアの家にはあるもの6個と、住む場所として一番人気のシェアハウスについて説明します

この記事を読むことで、英語を学んでオーストラリアに住んでみたい方は、下調べとして役立つことができます。

目次

オーストラリアの家の特徴

床に座る習慣がない

日本では「床に座る」ことがあたりまえとして家具を配置します。こたつやテーブルは床に座ることとして作られています。

しかしながら、オーストラリア人は床に座る習慣がありません

日本人からすると理解が難しいのですが、オーストラリアからすると床は汚れていると思われています。家の中はとソファやダイニングテーブルなど座らない家具が設置されています。

日本人は座ると落ち着きますが、床に座るという習慣のないオーストラリア人からすると、床に座ることが不思議なのです。

また、玄関は段差がないのも日本人にとっては不思議です。日本人からすると靴を脱ぐ場所が欲しいですね。どのように靴を置くかと言うと、オーストラリアでは靴は直置きします

キッチンはシンクが2つ

特徴的なのは、キッチンシンクは2つあります。大きいのが1つと、小さいのが1つです。大きなシンクがひとつの方が洗いやすいですよね。なぜ2つあるかというと、水不足で悩んでいるオーストラリアでは水を流しっぱなしにすることを避けるためです

シンクが2つあることで「洗い用」と「すすぎ用」に分けて、水の無駄いをなくします。

オーブンが必ずある

日本の家だとオーブンがある家は少ないかもしれません。「オーブンか自動食洗機か」みたいに、オプションという感覚です。しかしながら、たいていのオーストラリアの家にはオーブンがあります。

日本食は、あまりオーブンを必要としませんが、オーストラリアではジャガイモや肉を料理することが多いのでオーブンでグリル焼きにするのが好きな人が多いのです。

網戸がない

「網戸」がないのも特徴です。シドニーを例に挙げますと、夏は夜になると結構涼しいのですが、家は1日中日光に当たっているので、家の中は暑くなります。そんな時に窓を開あけますが、網戸がないのです。

オーストラリアは日本より虫が多いので、夜に窓を開けっ放しにすると虫が入ってきます。オーストラリア人は虫が部屋に入ってきても気にならないのでしょう。

ランドリールーム

日本の間取は、脱衣所かキッチンの近くに「洗濯機」があります。オーストラリアでは、多くの家に「ランドリールーム」といわれる洗濯をする別部屋が用意されていることが多いです。

参考までに言いますと、洗濯機と別に乾燥機が置いてある家も多くあります。アパートの場合は景観を損なうと言う理由もあり、外に洗濯物を干せないアパートが多くあります。そのため、アパートには、乾燥機が設置されている場合があります。

シャワーとトイレが同室

オーストラリアの家は、必ずといっていいくらい「トイレ」と「シャワー」がひとつの部屋にあります。お馴染みのユニットバスですね。

日本ではホテルへ泊まると見かけるのですが、家やアパートでトイレとシャワーが一緒になってる場合は少ないと思います。これは、オーストラリアに限らず、アメリカやイギリスなどの国です。

日本だとトイレと風呂場と別れているのが当たり前なので、日本人からすると少し違和感を覚える人もいるでしょう。日本ではお風呂は湯船につかり、リラックスをする場所。それに対して、海外ではシャワーは短時間で汚れを落とす場所という概念の方が強いです。ですから、バスルームに浴槽がなくシャワータイプが多いです。

オーストラリアは水不足のため浴槽にお湯を張って入る習慣がありません。浴槽が無い物件も多くあります。覚えておいたほうがいいのは、お湯の量に制限があるということです。

オーストラリアは、1回で出せる湯量に制限のある家が多いです。大きな一軒家だとそれほどではないのですが、小さなアパートだとお湯を蓄えておくタンクがかなり小さく5~10分経つとお湯の蓄えがなくなる場合があります。日本では蛇口をひねったら水がでるのが当たりまえですがオーストラリアはそうではないことも覚えておきましょう。

シャワーからの水漏れ

日本の風呂場は脱衣所とドアで区切ってあるので、シャワーの水が脱衣所に漏れることはまずありません。オーストラリアではドアがちゃんと閉まるわけでもなければ、段差が特にないのでシャワーを浴びるたびに床が水浸しになることもあります。

家の外に巨大なゴミ箱がある

日本ではごみ収集日に分類してゴミをだしますが、オーストラリアでは家の外側に大きいゴミ箱があり、家にゴミが溜まった時点でそこにゴミ出しをします。ゴミを回収に来るのは週1度程度ですが、家にゴミが溜まったらいつでも外に出せます。州によってゴミ箱の色は違うかもしれませんが、オーストラリアでは次の3種類に分類されます。

赤:一般ゴミ

黄:リサイクル

緑:葉っぱや木の枝など

日本のように「燃やせるゴミ・燃やせないゴミ」といった区別はありません。

シェアハウス

オーストラリアでは、「シェアハウス」や「シェアルーム」が一人暮らしする際の最も人気の住み方です。
シェアハウスは、通常、アパート、マンションや一軒家や一室(ユニット)を共同で借りて住むタイプです。フラットシェアやハウスシェアとも呼ばれます。部屋の種類によって違うのですが、基本的にはひとつの部屋に数人で住んで、台所、居間・風呂・トイレ等、共有スペースを共有します。

シェアハウスのメリットは、なんといっても、滞在費用を低く抑えることができます。たいていの場合、一通り家具が揃っているので、イニシャルコストは日本で引っ越しするほどはかかりません。契約は短期間も可能な場合が多いです。オーストラリアでは物件もとても多くありますので、好きな場所に住めることも魅力的ですね。
1人部屋(OwnRoom)、1人部屋+バスルーム(MasterRoom)、ルームシェア、リビングシェアといくつかの種類がありますので、ご自分の条件に合ったお部屋を探すとよいでしょう。

まとめ

  1. 座るという習慣がない  オーストラリア人にとって床は汚れているものという考えがあります。
  2. キッチン 特徴的なのは、キッチンシンクは2つあるということと、オーブンが必ずあるということはありません。
  3. 網戸がない オーストラリア人は日本人より虫に強い。
  4. ランドリールーム ほとんどの家に「ランドリールーム」という洗濯をする部屋が別に用意されていることが多いです。
  5. シャワーとトイレが同室  トイレとシャワーがひとつの部屋に設置されています。ユニットバスです。
  6. 家の外に巨大なゴミ箱がある 日本だとごみ収集日に分類してゴミをだしますが、オーストラリアでは家の外側に大きなゴミ箱があって、家にゴミが溜まった時点でゴミ出しをします。
  7. シェアハウス オーストラリアで住むのに一番人気です。ルームシェア、リビングシェアといくつかの種類がありますので、ご自分の条件に合ったお部屋を探すとよいでしょう。

「家」といっても、オーストラリアと日本の風習や生活の違いが多く取り入れているのは興味深いです。

英語を学習して、オーストラリアに留学やワーキングホリデーで訪れる人はぜひ、自分の目でこれらの「違い」を体験してみましょう。