TOEICのPart2は、高得点が取れるのですが、Part3になると、難易度が上がると感じる方は多いのではないでしょうか。リスニング力だけでなく、高スコアを取るには先読みをする必要があるのでリーディング力も要求されます。読みながら聞くことになります。
先読みが重要なのですが上手くできないという悩みがあるのではないでしょうか。
この記事はこの課題を解決する手助けになるでしょう。
目次
part3の問題内容
TOEICパート3は話者2人、または3人による会話問題です。
話者が話した内容について、設問を読んで問いに答えというものです。TOEIC Part3の問題数は全部で39問あります。長文の会話が13題、出題され、それぞれ3問ずつ問題があります。
TOEIC Part3は約17分で終了します。
part3の練習方法
先読みしない学習
あえて先読みせずに練習してみましょう。
なぜなら、ここでしっかり聞き取れていれば、確実に全て答えることができるからです。
冒頭で概要や目的をつかみ、徐々に具体的になるストーリーを聞き取ることを重視します。
先読みする学習
問題の先読みといっても、約40秒間に3問の設問と、選択肢各4個を覚えてしまうのはかなり難しいです。選択肢を見ている間に設問を忘れてしまいがちです。
どうすればいいかというと設問の内容をイメージすることです。そして答えに関係するところを聞き逃さない。答えに関係のあるところがきたらすぐに回答することになります。
まずは、会話を聞く前に3つの設問を確認します。「どんな情報を知りたいか」が事前に頭の中にあると、その情報にフォーカスして聞くことができて効率的です。
具体的には、TOEIC公式問題集の練習問題のPart3はすべて覚えてしまいましょう。なぜなら設問にある疑問文はよく出題されるものがほとんどだからです。これをすることで、いちいち日本語に訳さず、英語のまま対応することができます。
次に、TOEICによく出題される単語は徹底的に覚えましょう。他の単語に置き換えて選択肢が作られているので普段から、常に2つ以上の単語が頭に浮かぶようにしておくことです。
少しでも早く選択肢を読む
早く選択肢を読むには、次のことを意識すればいいでしょう。
- 4つの回答に同じ単語があるものは飛ばします。
例)
(A)To demonstrate a problem
(B)To shred a document
(C)To send a memo by fax
(D)To turn the light on
最初のToは共通なので読む必要はありません。数秒ですが効果はあります。
- 選択肢によくあるパターンを知る
- 場所At a supermarket やto the parkなど、このパターンは分かり易いので具体的な名詞に着目して読みます。
- 動作動詞+名詞が選択肢となっているもの eat lunch、 ride a bikeなど動詞と名詞に分けます。そして名詞を読み動詞を読む。日本語の語順にすることで記憶しやすくなります。
- 単語1単語 a tour 、a lecture.これは比較的容易ではないでしょうか。単語をそのまま読みましょう。複数単語 間にofが挟まっている場合です。The opening of a town library. The constraction of new bus station.など動作系と同じようにofのあとを先に読みます。日本語と同じ語順で読めるからです。時間がない場合は、ofの後ろだけでも読むことで正解率が上がるでしょう。
- 文章系
SV系
主語S、動詞Vを読みます。
Noise in an area will likely increase.
Noise とincreaseだけ覚える(訳:雑音が増加した。)
SVC系
He is not available for an interview.
Be動詞は意味がないので He 、not availableだけ読みます。
part3の勉強方法
基礎的なリスニング力を身につけることにつきます。
TOEIC Part3でスコアをしっかり取得するためには、基礎的な英語のリスニング力が必須です。TOEIC Part3の学習ができるYouTubeを下記で紹介するのでぜひ参考にしてください。リスニング力をアップするにはディクテーションとシャドーイングは欠かすことはできません。
- ディクテーションを行う
ディクテーションは自分のリスニングの苦手を発見できる勉強方法です。苦手が分かることで、どうやって対策していけばよいか解決策が分かります。
ディクテーションについては、こちらの記事を参考にしてください。
- シャドーイングを行う
ディクテーションと共に行いたいのが、シャドーイングです。シャドーイングはTOEIC Part3の長文のリスニング問題にも効果的です。
長めの音声をシャドーイングすると長文リスニングに慣れることができます。集中して長文のリスニングを聞く練習になります。
TOEIC Part3は問題文が長文なので、理解するためには集中力が必要です。
TOEICあるある
TOEICの設問はパターンがあるということを先に述べました。設問あるあるをまとめました。
- 売上が伸びたのは、広告のおかげ
売上を聞かれる選択肢の中に、広告があれば正解の可能性が高い。
- クレームを入れるとクーポンがもらえる
クレームの設問が聞こえたら、クーポンに注目してみる。
- コピー機がよく壊れる→ copy と coffee をひっかける回答がある。社内にコピー機を直せる人がいない
- 医師の都合で患者のアポイントメントが変更される。医師は歯医者が多い。
医者と患者の会話が聞こえたらアポイントメントに注目する。
TOEIC あるあるで検索してみても面白いです。設問のパターンを抑えておくのは設問を解くのに有効です。ただ英語力を上げるには本筋から外れますのでご注意を。
お薦め YouTube
TOEICのリスニングパートの問題が沢山あります。
TOEIC LISTENING
先読みの方法はこちらの動画が参考になります。
【TOEIC対策】ビーコン イングリッシュ チャンネル
Haru English
TOEIC PART3,4|選択肢を速読する方法【即スコアUP】
まとめ
1.問題内容
TOEICパート3は話者2人、または3人による会話問題です。
2.練習方法
先読みしない場合と、先読みする場合で練習しましょう。
3.勉強方法
基礎学習に加えディクテーションやシャドーイングを取り入れましょう。
4.TOEICあるある
出題のパターンを覚えましょう。
TOEICはスコアで判断なのでスコアが上がると喜びを感じ生活に張りがでます。
社会人となると勉強をする時間が少なく、成長していることを感じることが少ないのが現実です。そんな中、スコアが上がるという体感ができるTOEICは日々の生活の中に取り入れるのは有意義なことです。
また、継続力、記憶力が鍛えられるので他の分野にも応用がききます。
TOEICを学ぶことはいろいろな面でメリットがありますので、Part3を攻略してスコアアップを目指しましょう。