スピーキングの力を伸ばしたいと考えている英語学習者は多いと思います。
言いたいことが言えないと悩んでいませんでしょうか。
今回は英会話を上達するうえで気をつけたいことを３点紹介します。
この記事を読むことで、スピーキングの力をアップさせることができます。
目次
思考レベルを下げない
思考レベルを下げないとは、日本語で話している時と同じ思考を保ちながら英会話を行うということです。
英会話をしている時質問を投げかけられて、ついつい英語で話せる方向に逃げてしまったことはないでしょうか。また、本当は別の意見を持っていたり日本語だったら違う意見をいうのに英語で言いやすい発話をしてしまうことはないでしょうか。
これは思考レベルを下げることになります。多くの人が英語を話すときに思考レベルが下がった状態に陥っていることが多いのです。
例えば、
| How are you?/How are you doing? |
と聞かれた時に多くの人が
| I am doing very good./Good/調子いいよ。 |
と答えていると思います。もちろん本当にGoodならこれでもいいのですが、なにか嫌なことがあって調子があまりよくない時でもGoodが言いやすいという理由で答えている方が多いのではないかと思います。
How are you?に対する答えがGoodというのが定型化しているのでこのケースはGoodでいいんじゃないかと答えているかもしれません。
しかし、
| How is the weather?/天気どう？ |
と聞かれて、ここ最近ずっと雨で嫌気がさしているという状況でも簡単だからという理由で
| It is beautiful day today./今日は最高の日です。 |
という様に答えてしまっていることはないでしょうか。このように思考レベルを下げて会話を行ってしまうといつまでたっても表面上の浅い会話しかできず話せる話題が深まっていきません。
ですから、間違えてもいいしゆっくりでもいいので日本語で話す時と同じ意見を英語でアウトプットすることを心がけていきましょう。
例えば先ほどの天気の話でいうと、最近雨が多くてということを頑張って英語で説明しましょう。
| Recently there have been rainy days. I am so tired of it. 最近雨が多くてさ、うんざりだよ。 |
のように、実際に思っている事を忠実に英語で伝えます。
こうすることで、今まで話す機会のなかった話題についても話す機会を得ることができます。そして自分の話せる話題がどんどん広がっていきますし、考えながら英文法を構築するトレーイングにもなります。
沈黙を恐れない
先ほど書いたように思考レベルを日本語で話す時と同等の思考で話すとなると、当然外国語では時間がかかります。話している最中に沈黙が生じてくるのは仕方のないことです。
ですが、この沈黙を埋めようと適当な英語で場をしのいだり、自分の言えるフレーズに逃げてしまうと英会話の上達がなかなかできません。
日本人は相手を気遣う方が多いので英会話で自分の番で沈黙が続くと講師に申し訳ないと感じてしまってついつい自分の話を打ち切ってしまったり、話題を変えてしまったりてしまたりします。
英会話の講師で生徒が話す内容を考えている時に苛立ったり、怒っ起こったりする先生はいません。浅い会話にするよりも、ゆっくり時間をかけてスマートじゃなくてもいいので本当に自分のいいたい事を英語で言うというトレーニングの時間として英会話の時間を使ったほうが賢明です。
丁寧に発音する
これはとても大事です。丁寧に発音するということはどういう事かというと、a 、the など冠詞や３人称単数形のsをしっかりつけるかあるいは、単語そのもののアクセントにすごく気を使って発音するということです。
英会話に慣れて中級者の方にありがちなのですがスピーディに話すことが目的となってしまってこのような細かな文法をおろそかにしてテンポ重視で会話をしている方が多く見受けられます。
このような、冠詞や三人称単数形などはおろそかになっても言いたい事はだいたい伝わるのでそれほど指摘される機会は少ないかと思います。
英語上級者が誰かと英語を話しているのを見て「この人英語上手だな」と思うとき、何を見るかというと
一語一語の発音であったり、細かな文法表現です。
例えば、完了形を適切に用いるか動詞の形が適切かどうかをチェックして英語のレベルを判断します。
実際にIELTSのスピーキングテストでも正しい文法をとらえているかなどが採点に大きく影響します。もちろん、英語はあくまでコミュニケーションツール、伝わればいいからそんなに細かい表現まで学ぶ必要はない、という方もいらっしゃいます。
それも否定はしませんが、英語を勉強するからには正しく英語を仕上げていきたいですね。
IELTSやTOEFLのスピーキングでハイスコアを取りたいという方は、普段からこのような細かい部分を意識することがオンライン英会話で養っていくことが非常に大事となります。丁寧に発音しようとすればするほど時間がかかるので沈黙が生じることになりますが２つめに言ったように沈黙を恐れる必要はありません。
堂々と長く考えて丁寧な英文を発音しましょう。
そうすることで自分がテンポよく話せる話題の幅がどんどん広がっていき意識せずともスムーズに発話ができる英文がだんだんと増えていきます。
まとめ
思考レベルを下げない
思考レベルを下げないとは、日本語で話している時と同じ思考を保ちながら英会話を行うということです。
沈黙を恐れない
浅い会話にするよりも、ゆっくり時間をかけてスマートじゃなくてもいいので本当に自分のいいたい事を英語で話しましょう。
丁寧に発音する
a 、the など冠詞や３人称単数形のsをしっかりつけるかあるいは、単語そのもののアクセントにすごく気を使って発音しましょう。
学習者によってはやり方が異なるのでこれがすべてではありませんがこの３ポイントを取り入れてはいかがでしょうか。今までのように知っているフレーズだけでなく、一歩踏み込んだ英会話をめざしましょう。
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