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オンライン英会話コラム

[英検二級]最速ライティング対策!ライティングで高得点をいきなり目指す

英検二級の1次試験はリスニング、リーディングそしてライティングに分けられています。

 

その三つの試験の中でもライティングは対策が難しいとされています。やはり文章を書くということは言語のなかでも難しいスキルなのです。

 

しかし、英検2級であればコツさえ掴んでしまえば簡単に及第点を達成してしまうことができます!

 

今回はそのコツについて解説していこうと思います!

目次

試験構成

一次試験では、筆記(リーディング・ライティング)とリスニングを行います。

 

ライティングは、英検にはじめから存在していたものではなく、2016年度から出題されるようになりました。

 

問題数はたった1問だけですが、リーディングのマークシートと違い、自身の考えを80~100字の英文で書くことが求められます。

目安時間配分

筆記試験全体で85分間あります。

 

リーディングの問題数は38問、ライティングは1問なので、前半のリーディングを60分以内に収め、残りの25分間をライティングに割くようにするのが良いバランスです。

 

◎配点から見るライティング攻略の基本戦略

全体で84点満点、ライティングは16点満点と予想されます。

 

ライティングの点数の内訳は

 

 

・内容4点満点(”TOPIC”の質問に対応した内容になっているか)
・構成4点満点(構成が正しいか)
・語彙4点満点(適切な単語が用いられているか)
・文法4点満点(適切な文法が用いられているか)

 

これまでの英検2級の合格ラインが60%前後ということを考えると、ライティングでは10点を取ることが最初の目標となります。

そこで狙う得点の内訳としては

 

・内容2点
・構成3点
・語彙2点
・文法3点

 

といったところでしょうか。
どういうことかと言いますと、意識することはずばり、

 

「正しい英文を正しい構成で書く」

 

これにつきます。
「内容の論理的な整合性や主張の正しさ」にこだわりすぎたり、「難しい単語や凝った表現」は用いる必要がないということです。

 

たしかにこういうことを考えることも大切なので、余裕があれば追い求めるべきです。

 

しかしどのような内容が出題されるのかは、試験当日、問題用紙を開いてみるまでわかりません。

 

さらに制限時間が限られており、あまり厳密に難しく考えすぎると逆に書けなくなってしまいます。

 

その前にできることとして、まずは簡単な英文でもいいので正しい英文で、また伝わるように正しい構成で書きましょうということです。

 

これが基本戦略となります。

 

◎合格点を取る3つのコツ

【コツ1】型にそって書く

【コツ2】自信のある単語・文法を用いて簡単でもいいので正しい英文を書く

【コツ3】論理的整合性を気にしすぎない(自分が思っていないことでもOK!)

基本戦略は「正しい英文を正しい構成で書く」でした。

 

それによってまずは10点を目指す。
それぞれのコツを順番にご説明します。

【コツ1】型に沿って書く

英語で自分の意見書いていくには決まり切った型があります。

 

日本語の起承転結でもあるように文章の構成を頭に入れる必要があります。

その構成

このような構成に自分の考えを正しい英語で書いていくだけで良いのです。

 

そして、これらのフォーマットを英語版に変換するとこうなります

どうでしょう、このようにそれぞれのブロックの書き出しもこのテンプレートに沿って書いて仕舞えばいいのです。

 

これだけですでに24単語あるので残りは最低56語を理由や主張で埋めてしまえば良いのです。

【コツ2】自信のある単語・文法を用いて簡単でもいいので正しい英文を書く

問題の内容が難しいからといって、難しい言葉で意見を書く必要はありません。

むしろ

「難しい単語で複雑な文を書くと、逆にわかりにくくなってしまう」


と思うぐらいがちょうどいい

です。

簡単なものでいいので、極力自信のある単語、自信のある言い回しを用いて書くようにしましょう。

なお、実は前述の「型」のように、英語のライティングにおいてはちょっとした作法があります。

 

単語や表現についての作法

・同じ言い回しを使わないようにする
(最低限、連続する2文で同じ表現を使わないようにし、同義語等を用いて言い換えるようにすること。)

文法についての作法

・省略形(can’tやdon’t)は用いない
(ライティングでは省略形を用いないのが基本。can not/do notと略さず書く。字数稼ぎにもなりますしね。)

また文法については下記の点が多いミスとなりますので、注意しながら書いてみましょう。

・時制のミス(基本は現在形で。時制の一致を忘れない)
・数のミス(単数なのか複数なのか、特に代名詞と三・単・現のsに注意)
・冠詞のつけ忘れ(a/an/theのつけ忘れに注意)
・Becauseではじまる不完全な文がある(becauseは接続詞であり、2文をつなぐもの)

意識しすぎて何も書かないのは本末転倒です。

まずは最後まで自分の力でとにかく構成通りに80語以上英文を書いてみましょう!書けた!という事実は自信につながり結果を生み出します。

【コツ3】論理的整合性を気にしすぎない(自分が思っていないことでもOK!)

書いている内容の正しさに注意しすぎて、何も書けなくなってしまう時があります。

例えば、小学生に数学を教えるべきか?と、このような問題が出たとして。

 

本当に教えるべきかどうかで悩んではいけないのです。

 

このように、日本語でも意見が言えない状況に陥ってはいけません。

そうなると英語でももちろん書けなくなってしまいます。

論理的な整合性が厳密に見られることはありません。

確かめようがないですし。
「うん、まあそういう意見もあるよね」程度の意見で大丈夫です。

「英語で自分の意見を表明できるか?という試験であって、内容の正しい間違っているを判断する試験ではない」

と考えて、とにかく意見を書きましょう!

・いかに幼稚な意見でも構わない。
(むしろ幼稚園児や小学生に自分の意見を話すことを想定したほうが英語は書きやすいです。)

・自分が思っていないことでも構わない。
(嘘でも全然OKです。書かないより断然マシです。)
・一度立場を決めて書き始めたら、頭に浮かんでくる反論は無視する。
(書き始めたら構成の正しさと英文の正しさに集中します。)

ざっと考えてみて、2つ理由が書けそうなものが浮かんだ方の立場を取って、agree(賛成)/disagree(反対)を決めたらどんどん書きましょう。

ただし英語としての正しさにはしっかり注意を向けて!

最後に

英語のライティングは書き方さえ覚えてしまえば本当に簡単にかけてしまいます。

 

まずは上記のことを学習して、学んだ内容を元に英検のライティングの過去問や模擬問題を数回解いてみましょう。

 

そうすれば自然と上手に文章が書けて、英検2級を合格するに十分な英語力が身につくでしょう!