TOEICで700点台を目指すということは、あなたは英語、TOEICにおいて中級以上の実力を持っていてこれまでにかなり勉強してきたと思います。
そしていざ700点台を目指して勉強して、受験してみるとなかなかその壁が高いことに気づくと思います。
しかし、600点あたりまで取れているならもう一度メソッドを変えて700点への学習法を行うことで、短期間に確実に目標まで届くと思います!
では、今回はそれを達成するためのプロセスを紹介していきます!
目次
700点台を目指そう!
TOEICで700点を目指す方にそれを取得するメリット、学習時間、方法などを紹介していきます!
なぜ700点台は難しいのか?
500〜600点台までは点数的には、R250〜300:L250〜300点を取れているはずです。
TOEICは誰もが解ける問題から、難易度の高い問題がミックスされています、500〜600点というのはその簡単な問題を間違えずに解けるようになると取れる点なのです。
つまり、700点台を目指すということはその難しい問題を解ける英語力が必要となってきます!
なので、700点台というのは300からの500、600点台よりもハードルが高いのです。
700点台を取るための勉強時間とは?
700点台を取るためにはおよそ、600〜1000時間の学習時間が必要と言われています。
しかしこれはあくまでも初心者からの時間です笑、しかし500〜600点台の方たちからでも225時間の学習時間が必要と言われています。
それなりに時間はかかりますが、700点台というのはそれに見合ったメリットがあります!
700点台を取るメリットとは?
700点というのは全体で見るとかなりいいスコアと言えます。こちらをご覧ください。
- 新入社員:535点
- 中途社員:560点
- 技術部門:560点
- 営業部門:575点
- 海外部門:690点
こちらを見ても分かるように、企業が海外部門の社員に期待するスコアでも690点なので、TOEIC700点以上は就活に役立つ点数といえるでしょう。
もっと英語を頑張った・海外部門に興味があるということをアピールしたい、競争率の高い人気企業の内定レベルの人たちの中でも通用する強みにしたいという場合はTOEIC700点ではちょっと足りないと思いますが、普通の就活生として履歴書に書けるレベルの点数であることは間違いないです。
企業が要件・参考とするTOEICスコア(平均)
- 新卒採用:545点
- 英語を使う部署の中途採用:620点
- 係長・主任:515点
- 課長:530点
- 部長:560点
- 役員:600点
- 海外出張者:620点
- 海外赴任者:635点
こちらのデータも、一番点数の高い海外赴任者がTOEIC635点なので、就活時で700点あれば一定の評価はしてもえると思います。
新入社員のTOEICの平均点
紹介するのは、「新入社員が実際に取ったTOEICスコアの平均」です。
- 2017:(文系)529点、(理系)459点
- 2018:(文系)534点、(理系)469点
- 2019:(文系)535点、(理系)468点
TOEIC Listening & Reading Test 公式データ・資料
実際の企業の新入社員の人たちが平均してこのくらいの点数を取っているということなので、TOEIC700点を取っていれば同僚の中でもTOEICスコアが比較的高い方である可能性が高いでしょう。
700点台を取るために勉強すべきパートとは?
TOEICはご存知の通りに990点満点のテストになります。そしてそれらは7つのパートに分けられます。手取り早く700点を獲得するには比較的簡単なパートの正解率を上げることになります。
リスニングは落とせない!
TOEICで700点までのスコアを取ることで大切になってくるのが、どれだけリスニングで稼げるかになります!
リスニングパートは比較的にリーディングより簡単なので点が取りやすいのと確実に時間切れでテキトーに回答することはないでしょう。
さらに、リスニングで400〜450点ほどを取ればリーディングは鍛える必要はないと言っても過言ではありません!(600点既に取れていて、リーディングで300近く取れている人に限り)
なので、リスニングパートは絶対に落とせないのです。リスニングさえ鍛えあげれば700点は簡単に取れるでしょう。
リスニングパート別得点目安
リスニングは1〜4パートできています。それぞれでどのくらいを目指せば良いのでしょう。
とりあえずリスニング問題の構成を見てみましょう!
パート1:・写真描写問題 6問
1枚の写真について4つの短い説明文が1度だけ放送される。説明文は印刷されていない。4つのうち、写真を最も的確に描写しているものを選び解答用紙にマークする。
パート2:・応答問題 25問
1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送される。印刷はされていない。設問に対して最もふさわしい答えを選び解答用紙にマークする。
パート3:・会話問題 39問
2人または3人の人物による会話が1度だけ放送される。印刷はされていない。会話を聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。会話の中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。 各会話には設問が3問ずつある。
パート4:・説明文問題 30問
アナウンスやナレーションのようなミニトークが1度だけ放送される。印刷はされていない。各トークを聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。トークの中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。各トークには質問が3問ずつある。
これらの構成から、まずパート1、2は全問正解を狙いましょう。そしてパート3、4は少し難易度が高いので不正解の数を5〜10までに抑えましょう。
一般的にもリーディングの方が難しいのでリスニングパートでの不正解は極力抑えておきたいです。リーディングが苦手な人ほど尚更ここで間違えないようにしたいです。
700点台を取るために鍛える英語スキルとは?
さて!今までにTOEIC700点のメリットやその対策法などを紹介していきました。
しかしながら、700点というのは最初にも説明した通りに、500〜600点台と違い、それなりの英語そのものの力が求められます。
なので小手先ではどうにもならないところはやはりしっかり学習して英語力を鍛える必要があります。
ここからはその勉強法を紹介します!
シャドーイングは欠かせない!
対策編でも言った通りに700点獲得にはリスニングのスキルが欠かせません!それを鍛えるのにはシャドーイングが一番の練習方法なのです!
人間は自分で発音ができない文章を聞き取ることは難しいです、なのでシャドーイングをすることでTOEICのリスニング問題を聞き取るのに十分な英語力をつけましょう!
さて、練習法ですが教材はTOEICのリスニング音源を使用しましょう!基礎的なシャドーイングに適する長さの音源かつ、実際のテストにも応用できるので是非YOUTUBEなどに公開されている音源で練習しましょう!
目安としては、各パートの問題を半分くらい読むこと、パート2であれば10〜15問ほどを目安に練習しましょう。そして、聞いても理解できないところがあれば、何度も練習して、自分がどういう音を理解できないのか、どういう文法、単語を理解できていないのかを分析しましょう!それを1〜2ヶ月ほど続けるだけでTOEICのテストに対して圧倒的な効果が期待できます!
ディクテーションもやるとさらにスコアUP?
シャドーイングに続きリスニング対策として有効なのがディクテーション!音声を聞き取り、書き写す練習法です!
シャドーイングより難易度が高いだけ、続ければ効果は期待できますし、700点以上を取れる実力もつくでしょう!
練習方はシャドーイングとほとんど同じ要領で構いません!単純作業にならないように、文章を理解して進めていくのがコツです!
最後に
今回はTOEIC700点取得のメリットとそのメソッドについてお話ししました。
700点台はやはり一般的にも英語力が認められる大台であり、取得している人も限られています!
しかし、上記の方法でしっかり取り組めば必ず取れる点数というのもまた事実です。
スキマ時間などを利用してできるだけたくさん練習して700点を目指しましょう!