普段の会話でこのような経験はありませんか。突然同僚から、今日のミーティング何時から?と聞かれて、えっ?と一瞬考えたことはないでしょうか。日本語でもふいに質問されると考えることがあります。また、何時?と聞かれているのに、何時間?と聞こえて、1時間くらいかな。と答えてしまうこともあります。
このような質問を英語にしたのがPart2です。
この記事では、Part2の効果的な対策をとることができるようになります。
目次
Part2とは
どのような問題でしょうか
日常生活での一場面の質問とそれに対する回答が(A)~(C)まで3問流れます。その中で、最も適切なものを1つ選ぶ問題です。全部で25問あり、WH疑問文や、Yes/Noで答えるものが問題の大半をしめます。Part2は、短い会話ですが、集中して聞く必要があります。しかしながら、パターンが決まっている問題ですので高スコアを狙いやすい問題ともいえます。
この記事を読むことで、Part2を攻略して、高スコアを狙うことができます。
対策に入る前に、なんといっても質問が聞こえないと、回答することができません。TOEIC400点までの方は、リスニングの力を付けることを意識しましょう。
具体的には、沢山表現を覚える、基本構文の暗記、単語を多く覚えることに重点をおきましょう。
単語を覚える時は、単語の意味を調べる時にgoogleで画像検索をしてみましょう。例えばOffice supply で画像検索を行うと、文房具の写真がでてきます。普段から、難しい単語は、画像検索をしてイメージとして覚えるのは記憶に定着させるいい方法です。
リスニングを鍛えるには、ディクテーションとシャドーイングが効果的です。
ディクテーションについてはこの記事を参考にしてください。
効果的な回答方法
回答する際は、消去法を使います。消去法とは、解答用紙にABCとマークする欄がありますので、まず、Aに鉛筆(シャープペン)を置きます。問題の後、質問が3問出題されますので、Aを聞いて正解と思えば、Aをマークします。ちょっと疑問と思えは、Bを聞いて正解と感じたら、Bをマークします。同様にCという風に、正解がでたところでマークします。不明確な時は、今鉛筆(シャーペン)を置いている欄をマークする方法です。
質問のパターン
WH疑問文
Part2の約半分はWH疑問文と言われています。
言わずと知れたWH疑問文ですが、Where とWhenが非常に聞き分けにくい時があります。
When did you buy the pencil? と Where did you buy the pencil?とでは時間と場所で回答が全く異なりますので大変重要です。
例)
(A)I bought it yesterday.
(B)I bought it at the shopping store.
(C)The pencil is cheap.
また、WH疑問文では、Yes/Noの回答は殆どないので、一旦外してみましょう。
Howから始まる疑問文
Howから始まる疑問文は非常にたくさんあります。例えば
How ~
How much~
How much times~
最初のHow much が聞こえた時点で、値段のことかと思ってしまいます。しかしながらHow much time となると、どれくらいの時間を聞いていることになります。
WH疑問文のWから始まる疑問文は、2語以上で疑問文を作ることはありませんが、Howが聞こえたら、Howの次に聞こえる単語が何なのかを聞き取ってください。
日本語ですと最後まで聞く必要があるのですが、英語だと出だしが大事です。出だしがきこえなければ答えられないといっても過言ではありません。出だしといっても特に最初の3~5語が大事です。
Yes/No疑問文
Yes/Noで答えるべき疑問文を聞き分け、正しい選択肢を選ぶことはできても、正解がYes/Noで始まらなかったり、Yes/Noで始まる選択肢が複数ある場合、正答率は下がります。
Yes/No疑問文は、Did you~や、Is he/she ~などで始まる疑問文です。基本的には回答はYes/Noまたは、それに準じた言葉で始まりますが、「知らない」「~に聞いてみたら?」「どちらでもいい」「掲示板に張ってあったよ」といったイレギュラーな回答もありますのでひっかからないようにしましょう。
回答内容(主語、動詞、目的語など)をしっかり聞き取りましょう。
例)
Do you prefer walking to the station or taking a taxi?
(A) Yes, I’d love to.
(B)Either is OK.
(C)He didn’t refer to that.
どちらでもいいという(B)が正解となります。
音のひっかけ、連想のひっかけを見抜く
似た音の単語が選択肢に登場することが多いです。同じ音、似た音にまどわされないことです。
例)
Would you like me to get another chair?
(A)I think we have enough chair.
(B)Mr.Olive will chair the meeting.
(C)He’s sitting over there.
(A)が正解ですが、Chairには、議長を務めるという意味がありますので単語の意味がわからないと引っかかりやすくなります。
他にも、bookは 本と予約という意味があります。質問文が理解できなかった場合、知っている単語を選んでしまうという罠にはまらないようにします。
普段の学習の際、日本語に置き換えず、英語で聞いた内容を頭にイメージとして残すようにするとよいでしょう。
また、受け答えの選択肢に単語だけを答えている場合、それはほぼ正解ではありません。
おすすめYouTubeとしては、ひたすら、Part2の問題を流しているチャンネルがありますので紹介させていただきます。
まとめ
1.Part2はどのような問題でしょうか
質問とそれに対する回答が(A)~(C)まで3問流れま
す。その中で、最も適切なものを1つ選ぶ問題です。
2.質問のパターン
WH疑問文
最初の3文字まで集中して聞きましょう。
Yes/No疑問文
回答内容(主語、動詞、目的語など)をしっかり聞き取り
ましょう。
3.音のひっかけ、連想のひっかけを見抜く
同じ音、似た音にまどわされないことです。
シンプルですが、リスニング力を身に着け、1問1問丁寧に取り組んで、Part2を得点源としましょう。