オンライン英会話を受けてみたものの、この間レッスンで学んだのに口からでてこない。頑張っているのに覚えられない、このようなことはありませんか。
折角レッスンを受けても受けっぱなしでは、英語は身に付きません。レッスンで学んだことを十分復習して定着させる必要があります。
今回は、オンライン絵会話における復習の仕方について書きます。この記事を読むことでレッスン後の復習の仕方がわかり、学んだことを定着させることができるようになります。
目次
人は、なぜ忘れるか
人は、嫌なことをいつまでも引きづって生きるのはつらいので、忘れるという脳の機能が備わっていると言われています。
昨日食べた夕食がすぐ思い出せないのはそれが理由です。
忘却曲線という言葉を聞いたことがある方はいらっしゃると思いますが、1～2日後には、大半を忘れてしまいます。
1週間も過ぎれば、７５％は忘れていることになります。
| 覚えたことを忘れるスピード（忘却曲線） 20分後には42％忘れる。 1時間後には56％忘れる。 9時間後には64％忘れる。 1日後には67％忘れる。 2日後には72％忘れる。 6日後には75％忘れる。 31日後には79％忘れる。 |
こんなに忘れていくのです。よって忘れないような工夫が必要となります。
レッスンが終わって、１週間後、何も復習せずに次のレッスンを受けると、前回のレッスンの殆どが覚えていなく、レッスンの最初に復習することになるので無駄になってしまいます。
しかも、前回のレッスン内容が理解できていないので、それ以降のレッスンが難しくなります。
一度やった事をもう一度するのは面倒だし、同じ場所で足踏みしているような残念な気持ちになりがちです。
ですから、レッスンを受けた後の復習はとても大事なのです。
忘れないようにするための具体的な復習
では、どのように復習をすればいいのでしょうか。
結論は、15分でもいいので毎日学習の習慣を作ることです。
習慣を作るこつは、以下のＨＰを参照してください。
といっても毎日は無理と言われる方もいらっしゃいますよね。ある調査によると、復習のタイミングは以下のターンで行うと忘れにくいと結果がでています。
| 復習のタイミング 学習した翌日に1回 学習した1週間後に1回 学習した1か月後に1回 |
あくまでも調査結果ですので、実際はもっと復習する必要があることはいうまでもありません。
復習は、繰り返すたびに必要な時間が短くなるので、仮に1時間かけて勉強したことでも、1回目の復習は15分、2回目の復習は10分など、繰り返すたびに必要な時間が短くなります。
ようは覚えてしまえば、パラパラとテキストに目を通すだけでも十分になります。というより、パラパラでもいいので毎日目を通す習慣を身に着けたいですね。
復習の方法といえば、ノートに英文や単語を書くと勉強した気分はしますが、あまりおすすめしません。賛否両論がありますが、ノートに書くことに時間を掛けて肝心の覚えることがおろそかになりがちです。
前回のレッスンを声に出して例文が空で言えるまで音読します。空で言えるようになれば完了です。その後、例文を落書き帳や、つつみ紙の裏の白いところでいいので書きましょう。
覚え方
まず、英文を３回音読します。１センテンス毎に行いましょう。
目をつむって喋ってみる。どれだけしゃべれましたか？
覚えていないところを意識してもう３一度音読します。この時、白い紙に覚えていない箇所を書きます。手を動かすことで脳の働きが増します。
もう一度、目をつむって喋ってみる。覚えていないところをもう一度白い紙に覚えていない箇所を書きます。
この繰り返しで、覚えるまで繰り返します。根気がいることですが、頑張りましょう。ここが挫折する分かれ道です。
英会話は頭の中で行う作業なので、練習のときも頭の中だけで行う方が現実的です。
復習の回数については人それぞれ個人差があるのですが、目標は、前回のレッスンの例文を空で言えるまで覚えることです。
復習に便利なツール
英語に使うツールはそれほど多くありません。テキストと紙と鉛筆で十分ですが、最近のツールを使うことで効率よく復習を行うことができますので紹介します。
辞書
スマホで調べればいいのですが、スマホが使えない時にこまらないよう、紙の辞書もあったほうがいいでしょう。
目覚まし
英語の復習時間にアラームを合わせましょう。googleカレンダーに予定を入れるのもいいですね。時間になると通知音で知らせてくれるのでついつい後回しにすることを防ぐことができます。
スマホ
音読した声を録音しましょう。特にアプリは必要ありません。内臓のカメラをビデオに変えて録音すればいいです。自分の声を聞くのは、記憶に残りやすいと言われているからです。
裏の白い紙目的は記憶した英文の確認のために書きます。ノートでもいいですが、書いたものが見えればいいので、何でもいいです。
まとめ
１、人は、なぜ忘れるか
人の脳は忘れる機能が備わっていて、1週間も過ぎれば、７５％は忘れていることになります。
２、わすれないようにする具体的な復習
音読を中心に、繰り返し覚えるまで練習しましょう。
３、復習に便利なツール
辞書、目覚まし、スマホ、白い紙を使って効率よく復習しましょう。
英語の取得は1日でできるものではありません。地道にコツコツと復習を重ねることで身につくものです。復習においても、やったつもりにならないよう、しっかりと頭に定着するよう努力しましょう。
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